高隈山ピークハントトレイル を走った
- 2019.02.16
- Trail Running

高隈山ピークハントトレイル とは
高隈山は鹿児島県鹿屋市の北部にある山系で、ブナの南限としても知られています。 実は高隈山という山はなく、御岳等山系を構成する山々の総称として高隈山と呼ばれています。くじゅうの黒岳のようなものですね。
その高隈山を舞台とするレースが高隈山ピークハントトレイルで、今回で4回目となるようです。
高隈山は個人的にも思い入れのある山系でもあって、興味はあったのですが、いかんせん2月という開催時期が悩ましい。 この時期は、一年のうちでもっとも冷えこむ時期にあたり、これまでも雪のせいで距離を短縮して開催になったりしたこともあったようです。
ところが、今年は暖冬。雪のリスクは回避できるのでは、という目論見のもとエントリーしたのでした。
結果、どうにか完走はできましたが、久し振りに苦しいレースになりました。
レース前夜
レース当日
前日の前夜祭のダメージが大きく、朝から頭がガンガン痛い。いわゆる二日酔いです。ここまで来て二日酔いでDNSというのも末代までの恥なので、まずは会場へ。
そして、酔いも抜けないまま、スタート。まずはAID1がある鳴之尾牧場を目指します。
鳴之尾牧場までのコースは、緩やかなアップダウンを繰り返す比較的走りやすいコース。徐々に調子も出てきました。
そして、AID1がある鳴之尾牧場へ。
エイドには、おいしそうなお菓子がたくさんあったのですが、この時は胃の調子がまだ戻ってなかったため、飲み物だけいただいて早々に出発。
ところが、今回のコースはここからが本番。ここからはひたすら登りで、勾配もかなりきついコースが続きます。いつの間にか鳴之尾牧場も小さくなっていました。その先には、薩摩富士こと開聞岳のお姿も。
その後は、ヒーヒー言いながら御岳に到着。御岳からの眺望は素晴らしく、桜島に錦江湾、志布志湾が見渡せました。
ここからは、高隈山系最高峰、大篦柄岳を目指します。スズタケのはびこる尾根沿いのシングルトラックを黙々と走っていきます。ここらあたりで、無性にお腹が減ってきました。AID1で補給しなかったのが裏目に出たのか、しばらくはエナジージェルでごまかしながら大篦柄岳に到着。
その後はジャンジャン降っていきます。いつもながら気持ち良くくだっていくのですが、今回はくだりも苦しむ羽目に。というのも、土質が粘土質で全くグリップがきかないのです。
時折、すっ転びながら進んでいくと突然ハムストリングがピキーン!。やってしまいました。つってしまいました。まだ半分も来てないのに。その後は、続々と筋肉達がつりはじめます。ふくらはぎがピキーン!!、内転筋がピキーン!!
今にして考えると、足攣りの原因は水分補給のタイミングを失敗したためではないかと思います。この日は、気温がかなり高く山頂付近でも気温は9℃ほどありました。一方、AIDは山系の麓にしかないため、正念場となる区間を無補給で攻略しなければなりません。
そういった事情もあり水分をセーブしていたのですが、結果的にそれが裏目に出たのではないかなぁという気がしています。
それはそうと、足攣りをごまかしつつどうにかAID2に到着。そして驚愕の事実を知ってしまうのでした。
私 「後はもう下るだけですよね。」
通りすがりのトレイルランナー「もう一回御岳に登りますよ。」
え。。。。
えーーーー!!
実は、完全に予習不足だったのですが、事前にコース図を見ていた時にピークが二つあるなあ、という朧げな記憶だけが残っていて、その二つのピークを御岳と大篦柄岳と思いこんでいたのです。
まさか、また御岳に登るなんて。
というか、この足で登れんだろうか。などと、考えても仕方ないし足攣り問題を除いては、まだ足も残ってそうだったので、頑張ってみることに。
AID2からは、緩やかな登っていく荒れた林道をしばらく駆けていきます。この区間はなぜか調子よく数名を抜き去ることができました。
そして再び御岳の山の中に、二回目のアタックは一回目以上にしんどく、だんだん足も終わりを迎えつつあるようでした。ただ、幸いにも登りでは足攣りに悩まされることはあまりなく、二度目の御岳山頂へ。
今度こそ、後はくだるだけなのですが、もう足が終わっていたのに加え、下りセクションになった途端、足攣りが復活。しかもお腹がどんどん減ってくるのに、とうとう補給食が底をつきてしまいました。
ただ、残りの道は前半戦で通った道なので、コースの雰囲気はわかっていたので、どうにか走れそう。というわけで、足攣りに苦しみながら、後ろから抜かれまくりながら、最後の下りセクションを攻略したのでした。
結果は25位。トラブルを回避できてたらもう少し順位上げれてたかなぁ
ゴールには、おいしいカレーがお出迎えしてくれました。
その後は、鹿屋体育大学の前にあるアスリート食堂へ。
蛋白質中心の肉々しい献立でまとめてみました
最近は、ユルーとしたレースが続いていてしかも調子が良かったので、慢心があったのかなと少し反省。お山は楽しいところなんですが、畏怖の念を忘れてはいけないと、改めて感じたレースでした。
Local Variables:
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