smartrep.el 0.0.3をリリースしました
- 2012.01.30
- Emacs

昨年の暮れに作ったsmartrep.elですが、諸々のバグフィックス及び新機能追加 を行なった0.0.3をリリースしました。前回の日記は次のとおり。
コードはGithubに置いてあります。
前回同様、Emacs wikiとmarmaladeにも置いてありますのでお好きなインストーラからインストールしてください。
次から主な変更点について書いていきます。
キーバインドの設定がらくちんになりました
これまでのバージョンのものではバインドするキーの設定がめんどうで、引数が必要な関数はlambdaで括る必要がありました。例えばこんな感じに定義する 必要があったのですが
(smartrep-define-key global-map "C-q" '(("n" . (lambda () (scroll-other-window 1))) ("p" . (lambda () (scroll-other-window -1))) ("N" . 'scroll-other-window) ("P" . (lambda () (scroll-other-window '-))) ("a" . (lambda () (beginning-of-buffer-other-window 0))) ("e" . (lambda () (end-of-buffer-other-window 0)))))
新しいバージョンでは、lambdaでくくらなくてもよくなりました。つまりこんな感じで定義できます。
(smartrep-define-key global-map "C-q" '(("n" . (scroll-other-window 1)) ("p" . (scroll-other-window -1)) ("N" . 'scroll-other-window) ("P" . (scroll-other-window '-)) ("a" . (beginning-of-buffer-other-window 0)) ("e" . (end-of-buffer-other-window 0))))
モードラインでsmartrepがアクティブな状態なのかがわかります
smartrepがアクティブになると、モードラインの色が変わり、”========== SMARTREP ==========”のような文字列がモードラインに追加されるようになります。
これらは、ユーザが変更することが可能です。アクティブ時のモードラインの色を変更したい時は、smartrep-mode-line-active-bgにお気に入りの色に 変えてください。 モードラインの文字列を変えたい場合は、同様にsmartrep-mode-line-string-activatedに文字列を設定してください。
この他にも、紹介しきれないバグフィックス等多く含まれてますので、すでに使っていただいている方は是非アップデートしてみてください。
使い方も人それぞれ
早速いろいろな方に使っていただけているようでありがたい限りです。るびきちさんは、カレントバッファにアドホックなview-modeもどきを作るのに smartrepを使われているそうです。これは、全く気づかなかった使い方だったので、早速パクらせてもらいました。
ongaeshiさんは、二つに分割したウィンドウをそれぞれワンキーで移動するのにsmartrepを使われているようです。
smartrep.el を使って2つのバッファを同時にスクロール出来るViewer機能を作ってみた。 — Gist
ファイルを見比べたりするのに便利そうです。
他にも便利な使い方ありましたら、是非教えてください!
たくさんの方にコミットしてもらいました。
今回のアップデートには多くの方にコミットしてもらいました。rubikitch さん、buzztaikiさん、tkfさん、ありがとうございました!!
-
前の記事
連続操作を素敵にするsmartrep.el作った 2011.12.19
-
次の記事
Rのことを知りたければ「R言語逆引きハンドブック」だと思う 2012.02.07