org-modeのマニュアル翻訳プロジェクトに参加してみた

公私ともども、とてもお世話になっているorg-mode。この日記もorg-modeを使って書いています。
Org-Mode: Your Life in Plain Text
ひっじょーに多機能なのですが、当然その分マニュアルも膨大で、簡単に読めるような代物でありません。
この膨大なマニュアルの日本語訳を公開されているのがmobilememoさん。僕もかなりお世話になっております。
しかし、org-modeがかなり活発に開発が進められていることもあって、mobilememoさんが訳されたものと現行のマニュアルではかなり差異が出てきています。ちなみにmobilememoさんが訳された時のマニュアルはだいたい100ページくらいだったそうですが、現在(Ver7.5)のマニュアルは200ページ越え。この数年で倍近く増えています。
そのような中、twitterで@takaxpさんがorg-modeのマニュアル翻訳作業を開始するというのを見まして、力になるのかわかりませんがプロジェクトに参加してみることにしてみました。
プロジェクトに参加するには
org-modeのマニュアルが膨大な事もあり、現在も翻訳の協力者を募集しているところです。興味を持たれた方は、まずMLに登録してみてください。
Org2ja-devel 案内ページ
twitterアカウントをお持ちの方は、#org2jaハッシュタグも購読するのをおすすめします。
Twitter / Search – #org2ja
プロジェクトに参加している皆さんのリストもありますので、そちらをフォローするのも良いかもです。
Twitter / @myuhe/org2ja
実際の翻訳作業はgithub上で行なうことなっていまして、現在は翻訳フローの試行作業も兼ねた翻訳が始まっています。翻訳のやり方はgithub上にとても丁寧な説明がありますので読んでみてください。
org-mode-doc-ja/org-ja – GitHub
org2jaハッシュタグをつけてtwitterでつぶやくとどなたかが答えてくれるかもしれません。
githubアカウントをお持ちの方で、翻訳作業を手伝っていける方はauthorのtakaxpさんにorganization登録の依頼をしてみましょう。登録が完了すれば早速翻訳作業を始められます。
githubの使い方がわからないという方でも大丈夫です。メンテナーにリポジトリへの登録作業を依頼することで翻訳作業を行なうことができます。まずは、MLなどを通じて担当分の翻訳ファイルを入手してみてください。
オープンソースソフトウェアと、ドキュメントの翻訳
僕のPCの中には、R、Emacsをはじめオープンソースコミュティによって開発されたソフトウェアが溢れています。そういったソフトウェアのおかげで楽しい日々を過させてもらってるわけで、恩返しというとおこがましいですが僕にもなにかできないものかなーとぼんやり考えていました。
それと合わせて、感じていたのが日本語ドキュメントの保守について。RやEmacsも優れたドキュメントが無償で公開されていて、すでに日本語に翻訳されているのですが、最新のバージョンに追随できていないものがほとんどです。とはいうもののドキュメントの保守作業というのはつらい作業なので多くの方の協力が必要です。
今回のorg-modeのドキュメント翻訳プロジェクトを契機に、オープンソースソフトウェアのドキュメントをみんなで翻訳してシェアしよう!! という雰囲気になってくると素敵だなーと思います。
というわけで、興味のある方、少しの翻訳作業からでも参加可能なので、是非参加してみてください。
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