HTC Desireこと、X06HTを買いました。

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買ったのは、先月の発売日であったわけですが、ゴールデンウィークに実家に帰って、中州でうちの親父と飲んでヘベレケになった帰り道、Desireが真っ逆さーまーに堕ち、タッチパネルが大破。即ドック入りとなり、ここしばらく悶々とした日々を送っていたのでした。
タッチパネルは全面にひびが入り無惨な状況だったのですが、有機Elに損傷がなかったのが良かったのか、全損扱いにならず、保険適用で安くすんだのが不幸中の幸いでした。あ、壊れた時の写真撮っとけばよかったな。


代わりに我が家の歴代ガジェット達を時系列に。ipod touchもあったんだけど、Desire来るからいんね、ってことで売りはらっちゃった。がしかし、うーむ隔世の感が。
実際の使用感ですが、すこぶる良いです。電池の持ちが悪いという評価もありますが、先代が、X02HTというこれまた電池がもたない機種だったので、あまり気になりません。
それと、特筆すべきはAndoroidの優れたインターフェイス。
WM機はデスクトップ環境の劣化クローンなものでした。iPhoneは、操作系物理キーがホームボタンだけというすこぶるシンプルな操作体系で、多くの人の心をつかんだわけですね。
で、Androidのインターフェイスなんですけれども、戻るボタンとインテント、この二つに尽きると思います。

インテント

Androidではアプリを起動するタイミングをインテントフィルターという仕組みを使って制御することができます。例えばカメラアプリで写真を撮ったものをflickrなんかにアップロードしようと思うとWMにしろ、iPhoneにしろ、いったん保存したものを専用のクライアントを使ってアップロードすることになりますが、カメラアプリに対してインテントフィルターが設定されているアプリでは、撮った写真をそのまま専用クライアントに渡すことができるようになります。何やらいろいろ書きましたけど、要はHTMLにおけるリンクの発展した概念なんだと思います。

戻るボタン

多くのソフトウェアにはアンドゥという機能が当り前のようについていて、お世話になる頻度もかなり高いはずです。ただ、Androidのそれはちょっと趣が変わっていて、どちらかといえばブラウザの「戻る」に近い気がします。先ほどの例でいくと、カメラで撮った写真をFlickrにアップロードしようと思ったけど手ぶれしてたのに気付き、もう一回撮り直しをしたい、とします。WMでもiPhoneでも一旦クライアントアプリを抜けて、再度カメラアプリを起動させることになりますが、Androidではマルチタスクの強みを生かしてアプリを横断してアンドゥが機能します。これが以外にもかなり強力です。インテントと併用すればアプリの境界自体感じなくなるほどです。

アプリとウェブが溶けていく

iPhoneは、まずはアプリがあって、そしてウェブが従属的にあるという序列がある気がするんですけど、Androidではそれが全くありません。両者がすごくうまく溶けあってるなーと思いました。
ただ、アプリはまだまだiPhoneの足元にも及ばないです。音楽プレーヤなんて使う気しません。と言っても、WMなる旧世代のOSとは違い、Androidには夢も希望もあるので、これからが楽しみです。