GPSのログをgooglemapで表示してみる

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 最近のgoogle界隈の地図関連サービスはgoogle earthを引き合いに出すまでもなくぬきんでているわけでして、何を隠そう僕も[es]君でgooglemapモバイルをナビ代わりに使ってみたりしてるわけですが、こうなってくるとgoogleのサービスをちょっとしたウェブGIS的に使いたくもなってくるというもの。

 そんなときに、とある方からめちゃ便利なツールを紹介してもらい、試してみました。
 データはこないだ逝った山都町のエクスカーションのトラックログ。使ったgpsはgarmin vistacx。最近のポータブルGPSはすこぶる便利になって、ケータイ感覚で手軽に使えるのがいいとこなんですが、いかんせんログフォーマットがてんでばらばら。garminではgdbというフォーマットが一般的なもののようなんですが、独自形式でバージョン違いでも読み込むことができないという、なんともいかれたフォーマット。ま、これはgarminだけに限ったことではないようで、各社出してるGPSも軒並みそんな感じみたいです。しかもバイナリだし。

 おいおいorz ただの座標なんでしょ?と。バイナリぢゃなくて、テキストで吐けや!!と思うわけですが、そんなとこできれても徒労ですので、どうにかしてみる。

 今回使った便利なツールというのが、GPSbabelというオープンソースなツール。このツールのすごいとこはあらゆるGPSログフォーマットをこれまたあらゆるフォーマットに変換できるという点。こちらのサイトによれば、名前の語源は

GPSBabelBabelは、旧約聖書に登場する「バベルの塔」に由来する。簡単に説明すると、神の領域である天空までも届く、バベルの塔を建築した太古の人類は、神の怒りに触れ、稲妻の雷鳴と共に、言語をバラバラにされてしまったという言い伝えだ。
 すなわち、現在のGPSログファイルや電子地図ソフトのログファイルは、互換性が全くなくバラバラの状態なので、それを相互に通訳するのが、GPSBabelだという洒落た名前である。

なんだそうな。すばらCです。

こやつを使って、gaminが吐き出したgdbをgoogleが使うkmlというフォーマットに変換。この時点で、kmlはgoogle earthに表示できるんですが、今回の目的はあくまでもgooglemapで表示するということ。実は最近googlemapでマイマップという機能を使ってkmlをアップできるようになっていたので、早速アップ!!

んん?アップできんぢゃん・・・どうやらこの機能は日本語版ではうまく動作せんらしい。おいおいなんだよ、も~~。んで、表示させるには特定の条件下のウェブサーバ上にファイルがあれば良いようなんですが、そんなん自鯖持ってないし・・・

 というわけで、探しまくって見つけたのが、Google Earth Communityというサイト。掲示板のようなものなのですが、ここにkmlファイルをアップすると勝手にgooglemapにログを表示してくれます。

 ちと、難航しましたが、どうにか当初の目的は達成。完成品が↓。森林組合から現場への道のりです。

 


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おお~~いいですね~ちゃんと道もトレースしてるし。航空写真だとどうでしょ。


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おお~~~って・・・あれ、なんか道とログで取った道ずれてないっすか??(↑のをズームしてみましょう)
座標系が違うのか、いやでも普通の地図とはばっちり合うし。

で、結果から言うと、googleの航空写真の精度というのが、どうやらあんま高くないというのが原因っぽい。おいおいwww
そりゃぐだぐだすぎなんでね~のgoogleさんよう。んぢゃあれっすかね、幾何補正とかなんもしてないんすかね?

結局、やっぱお遊び程度にしか使えないということはわかりました。ま、だいたいのつかみでおっけーくらいだといいかもしれませんね。