gitやめてmercurialとtortoiseHGをインストール

いろいろとgitについてお勉強してきたのですが、今の自分の環境で運用するのはかなり面倒くさそうな気がしてきました。
というのも、自宅PCはubuntuなのですが、職場の環境はルールでwindows限定。win環境にはMSYSGITとかTortoiseGITとかもあるのですが、開発途中だったりバギーだったりと使い勝手がイマイチ・・・
それと致命的なのが職場のネット環境。セキュリティ上proxy経由で、しかもHTTP意外のポートで外に出られなくなっているので、githubとやりとりしようもんならトンネリングなりいろいろとしないといけなさそう。といかwinでトンネリングができるかも実は定かでない。おいおい、したら自宅からでしかpushできんし。というわけで、gitを運用するのは諦めることにしました。んで、どういう人がgitを使ってはいけないか、独断と偏見でまとめてみると・・・
gitを使ってはいけない人
・環境がwinか、Linuxとかwinとか混在している人。win環境で運用するには、かなりいろいろと障害がありそう。
・ネットワークにいろいろ制限がある人。少なくともsshが問題なく使えないと、いろいろとめんどくさそう。
・CUIに抵抗がある人。git、かわいいよgitなんて言ってる人にそんな人いないと思いますが、Tortoisehogehogeとかにお世話になってる人が使い出すと膨大なオプションとかを使うには結局コマンド手打ちしないといけないので、面倒くさくなりそう。
・手数が多くなってもいいので、覚えるコマンドは少ない方がいい人。gitはいろいろと便利なコマンドがあるんだけど、あまりにいろいろあって覚えるのが結構大変。
これにかなり当てはまる人は、 gitの運用は考えた方がいいかも。改めて整理してよくわかったんだけど、gitってwinとは無縁な(まさしくLinusのような)人のためのシステムだと思いました。
Mercurial入れてみる
というわけで、Mercurial入れてみます。Mercurialはpythonで動く(一部C言語)でgitと同じく分散型バージョン管理システム。決め手はやはりめんどくさいことしなくてもhttpでいけるという点。google codeがMercurialを採用した理由にもあげられていますが、これはかなり大きいんではないかと思います。というか、なんでgitはそういう仕様になってないんだろう。インストールはgitよりかは少し面倒くさいですが、ubuntu環境ならばそんなに手数はかかりません。
[cpp]
sudo apt-get install build-essential gcc python-dev
sudo apt-get install python setuptools
easy_install -U Mercurial
[/cpp]
ちなみに、Mercurialはapt-getでもインストールできますがubuntu9.04でもバージョンがちと古いのでeasy_installで入れた方が良さそうです。
tortoiseHGを入れてみる
MercurialのGUIツールとしては、tortoiseHGが公開されています。tortoiseHGはMercurialと同じくpythonで実装されているよう。ということで、マルチプラットフォームで使うことができる素晴らしいツールでwinのエクスプローラを使うようにnautilusの右クリックメニューから操作ができます。winにはexeが公開されているし、redhat系にはrpmもあります。debは、今のところ公開されていないですが、インストールはレポジトリでソースコード落としてきて、そこにnautilusに該当するファイルのシンボリックリンクをつけるだけ。
[cpp]
sudo apt-get install python-nautilus
mkdir -p ~/src/ && cd ~/src
hg clone https://bitbucket.org/tortoisehg/stable tortoisehg
mkdir -p ~/.nautilus/python-extensions/
ln -s ~/src/tortoisehg/contrib/nautilus-thg.py ~/.nautilus/python-extensions/
[/cpp]
んで、再起動かければubuntuでもtortoiseHGが使えるように。使用した感じもwin版と全く変わりません。
Mercurialに対応したホスティングサイト
・google code
まずは、大店google code。git対応に先んじてMercurialに対応しています。
・bitbucket
githubにそっくりなホスティングサイト。ただ、githubは無料版だとクローズドソースなレポジトリは使えないのに対して、bitbucketは一つまでクローズドソースなレポジトリを作れるよう。以前は日本語コメントがが文字化けするようですが、今は問題なく使えそう。また、文字化けしてしまうようになってます。
・freeHG
こちらは、ホスティングサービスでもあり、ホスティングツールとしても使える。ただ、日本語は文字化けするみたい。あと、ちょくちょく落ちててあまり安定してないようです。
まとめ
セキュリティからすれば、問題はあるかもしれないですが、やっぱhttpで通信できるのは、win環境ではお気楽です。それと環境を選ばずにtortoiseHGというツールが使えるのも大きな魅力。gitに挫折したものの分散型バージョン管理システムを使ってみたいという方は試してみるといいかもです。
参考にしたサイト
UnixInstall – Mercurial
tortoisehg / stable / wiki / nautilus — bitbucket.org
入門Mercurial Linux/Windows対応 藤原 克則 秀和システム 2009-01 |
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