Emacs24.4でλを愛でる。
- 2014.11.20
- Emacs

先日リリースされたEmacs24.4, 巷ではビルトインブラウザewwが話題を呼んでいるようですが、実はlisperにはおなじみの機能がひっそりと取りこまれています。
ぷりちーらむだ
lisperにはおなじみのlambdaですが、いかんせん長い。この問題は、世のLisperを悩ませる問題の一つであるようで、例えばclojureにおいてlambdaは fn
となっていて、後発Lispならではの工夫が見られます。
せめて見た目だけでも短かくしたい!! という願望が生みだしたのがいわゆる「ぷりちーらむだ」。ざーっと調べるだけでもいろいろと記事が見つかります。
Emacs で lambda をかわいくする — ありえるえりあ
pretty-lambda – Life is very short
この「ぷりちーらむだ」がEmacs24.4では標準機能として取りこまれています。
prettify-symbols-mode
まずはLisp-modeで、やおら M-x prettify-symbols-mode
とし、lambdaとタイプしてみましょう。 かわいいλが出てくるはずです。
こうなったら、EmacsLispでも使いたくなってきます。
次のようにして、prettify-symbols-alistにalistを追加すれば、emacs-lisp-modeでもかわいいλが出てくるはずです。
(add-hook 'emacs-lisp-mode-hook (lambda () (push '("lambda" . ?λ) prettify-symbols-alist)))
なぜ今更とりこまれたのかなどいろいろありますが, お手軽にλを愛でることができるというのは素敵ですね。
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