easy_installでもイージーにアンインストールしたい

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Pythonに独自のパッケージ管理システムとしてeasy_installというのがあります。PerlのCPANみたいなものですね。
これはこれで、パッケージ名だけでインストールできるし、パッケージごとのバージョンアップとかもできてなかなか便利なのですが、なんとアンインストールすることができません。おいおい、イージーなのはインストールだけかい!!とツッコミでも入れてしまいたくなるわけですが、つっこんでも現状が改善するわけではないのでなんか良い方法ないかなーとtwitterでつぶやいて、そのTLがこちらの日記に流れてきたところでsiuheiさんから良いことを教えてもらいました。
DISQUS Profile | siuhei
どうやら、pacoでどーにかなるらしいです。

pacoって

pacoとはセルフビルドしたソフトのファイルがどこにあるかを記憶してくれる便利なソフト。make installで入れたファイルとかを後で消すときなんかはすごく便利なのです。なんとこれがeasy_installでも使えるんですねー。知らなかったです。pacoのインストールは以下のサイトに詳しく書かれているのでそちらを見ると良いと思います。
“make install”したソフトウェアを管理できる超便利ツール「Paco」 – RX-7乗りの適当な日々
で、pacoをインストールした後に、easy_install経由でパッケージをインストールしたいときは、次のようにすると良いみたいです。-pオプションの後ろはpacoが管理するパッケージの名前なのでなんでもOKです。

[cpp]sudo paco -p hogehoge0.1 easy_install hogehoge[/cpp]

WinとかMacではどうすんのよ

残念ながらpacoはLinuxでしか使えないっぽいです。同じUNIX系のMacなら使えそうな気もしますが、BSD系は駄目なようなので、多分駄目なのではないかと思います。ま、Mac持ってないので何の根拠もないですけどね。
というわけで、そーいう方には、pipというパッケージがあるみたいですね。
pip — pip v0.6.1 documentation
こちらはeasy_installと違ってアンインストールもできるみたいです。ただ、pipをアンインストールするのはどうすんだよ!って問題が。

というわけで、Pythonでアンインストールできなくて夜も眠れないという人は、Linux上でpaco使ってみるといいかもしれませんね。