生態屋という人種

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ようやく、学会発表用のスライドがでけました。
 こんだけ、難産だったのは始めて。MCMCの多重ネストかけ算推定の恐ろしさも知れたしアーンド危うく主観事前分布の暗黒面にどっぷり落ちてしまうところでした。
 んで、今日はとある機関の方々と発表練習してきたのですが、正直なーんだかなーって感じ。

 要は、僕みたいな解析するとベイズって?MCMCって?なんでそんなめんどくさいことすんの?という、あーまただよこの人。という辟易する質問がやはりあるわけです。

 初めに断っておくと、生態学を扱う人すべてがそうというわけではなくて、むしろ最近では減少の傾向にある(というかあってほしい)とは思うのですが、いわゆる生態屋なる人種は、さも有意差を黄門様の印籠的に使う人が多くを占める人種です。
 んで、ちょっと変わった解析(と言っても結構使い古されている)すると、第3種の誤差炸裂みたいな。

 ベイズだのMCMCだのが、今現在メインストリームとはとても言えないっていうのはわかるし、それを使うことに対するメリットもある程度説明すべきだってことは、わかるんですけど人に指摘なりアドバイスする役職なり立場の人は表面だけでも勉強してほしいと切に願うのです。
 そして、勉強しないのならしないで、解析仕事はそれなりの人にアウトソーシングして、んで変なツッコミは入れないで欲しい。できれば査読なんかも引き受けないで欲しい。

 でないと、少なからずベイズという枠組みで一生懸命何かを見ようとしている人に対して失礼だと思うのです。
 そして、それを理解することに少なからず努力してきた僕もみじめになるのです。
 
 というわけで、久しぶりに愚痴いってみました。
 あーちょっと疲れてるね。