ベイジアンクリギング

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新たなベイズ野望を果たすべく、新しく買った「Hierarchical Modeling and Analysis for Spatial Data」をちょー斜め読み。

 併せてkuboさんとこのぎょーむ日誌をマジ読みしてたら、ベイジアンクリギングなるワードがピキーンときてしまいました。どうやらWinbugsではSpatial.expなる関数で実現できそう。実はクラーク先生本にもベイジアンクリギングって書いてあるんだけど、込み入ったことはほとんど書いてなくて、もっぱらcar.normalにご執心なわけで。というわけで、「Hierarchical Modeling and Analysis for Spatial Data」、通称「矢印本」(表紙に矢印っぽいのがたくさん書いてある。たった今命名)を頑張って読んでみる。

 が、これまた非常に読みにくいんですな。大事なところになってくると数式がでてきたり、訳のわからない数学記号が出てきたりと相当ストレスが貯まります。なので、作者のサイトにあるBugsのコードを見ることに。うん、こっちの方がどう考えてもわかりやすい。

 http://www.biostat.umn.edu/~brad/data2.html

 これだと、spBayesとかより自由度が高く使えそうな気もします。

 参考になりそうなやつを探してみましたが、とりあえず日本語のやつは激少です。かろうじて、見つけたのが↓くらい。

  空間統計モデルを用いたつくばエクスプレス沿線の地価の分析

 これが結構面白くて、距離のみに従属するベーシックなKrigingとbayesian Krigingを交差確認法で比較するというアプローチ。使ってるのもWinbugs。ただ交差確認法の試行回数は5回ってことで、ちょっと少ないんでね~の、な気もするもののMCMC計算にかかる時間も考えれば、妥当なとこかも。

 というわけで、ここ最近、RとWinbugs界隈をうろうろしながら、考えていた空間系ベイズの方向性もなんとなーく見えてきた感じ。

 てな話をODさんにメールしたら、car.normalな話題を10月頃発表するそうな・・・
 う~ん。あの悪魔的なベイズモデルの次にはもう空間系ですか。恐ろしい方です・・・