【書評】タイタンの妖女
- 2008.02.07
- 書籍

以前、タイゾトンからおすすめの本をもらいまして、東京出張の合間に読んでました。結構な厚みの本だったのですが、後半は完全に飲まれて、一気に読み上げてしまいました。
内容はSFなのですが、序盤であらすじが語られるという不思議な展開をとります。その中にも伏線がいろいろと織り交ぜられていて、最後は意外な結末が待っていて・・・
なんか、「20世紀少年」と共通項が結構ある気が。運命に翻弄される登場人物や変な宗教とか。もしかしたら浦沢直樹もよんでいたかもしれません。
惜しむらくは、訳がちと古く時代錯誤な言葉が読むのに多少苦痛だったのと、英語という言語特有のシャレが随所に散りばめられてて(多分)本当の楽しさは享受できなかったてくらいでしょうか。英語が読めれば、なお面白いかも。
ハッピーエンドではないので、万人が好むものぢゃない気がしますが、読めば不思議な世界観にどっぷりはまってしまいます。